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壊してほしい
第4章 突然
1階は寒い。
冷蔵庫からケーキを取り、
2階に運ぶ。
雫石は嬉しそうに食べ始めた。
『チーズが美味しい~』
『だろ?』
『これ、ミントの葉?香りが良いね』
バクっと食べ、『はー、お腹いっぱい………』と寝そべった時………
『うっ………は、吐く……』
『ええっ??えーと…早く1階トイレに!』
氷月は雫石を抱えて1階に走った。
苦しげに戻す雫石。
涙が流れて、
嘔吐いては吐くを繰り返す。
氷月は背中を撫でてやった。
吐き終わった雫石は、
脱力して『何なんだろう………3回目だ……』と呟いた。
『は?!
何度か吐いたの?』
ビクリとし、『あ、う………うん………』と頷く雫石。
『何で言わないんだよ!』
『え、だって…………』
俯く雫石。
『しんどい時まで遠慮しないでよ………』
氷月はハーッと息を吐いた。
聞けば一昨日と3日前にも戻したという。
『待てよ………いや、大丈夫だな』
指折り数える氷月に、
『うん、そっちは大丈夫だよ』
と雫石。
『昨日今朝始まったんだもん、それはないよ』
アレのことだ。
『だよね。
胃か?じゃあ………』
(あ、最近痩せたのはこのせいか………)
冷蔵庫からケーキを取り、
2階に運ぶ。
雫石は嬉しそうに食べ始めた。
『チーズが美味しい~』
『だろ?』
『これ、ミントの葉?香りが良いね』
バクっと食べ、『はー、お腹いっぱい………』と寝そべった時………
『うっ………は、吐く……』
『ええっ??えーと…早く1階トイレに!』
氷月は雫石を抱えて1階に走った。
苦しげに戻す雫石。
涙が流れて、
嘔吐いては吐くを繰り返す。
氷月は背中を撫でてやった。
吐き終わった雫石は、
脱力して『何なんだろう………3回目だ……』と呟いた。
『は?!
何度か吐いたの?』
ビクリとし、『あ、う………うん………』と頷く雫石。
『何で言わないんだよ!』
『え、だって…………』
俯く雫石。
『しんどい時まで遠慮しないでよ………』
氷月はハーッと息を吐いた。
聞けば一昨日と3日前にも戻したという。
『待てよ………いや、大丈夫だな』
指折り数える氷月に、
『うん、そっちは大丈夫だよ』
と雫石。
『昨日今朝始まったんだもん、それはないよ』
アレのことだ。
『だよね。
胃か?じゃあ………』
(あ、最近痩せたのはこのせいか………)