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無意味なPKを持つJKの話
第11章 Someday
思ってなかった小川の反応に戸惑う。

ユイじゃないって、思って欲しかっただけなのに。

そうだった。
小川は、このチカラに興味があったんだった。

反応がない明子の胸に、小川の指が伸びる。

「な、もいっかい...」

うなじに、促すように口づけもはじまって。

「セックスしながらって...。んなの、出来んだ。エロ過ぎだろ...」

繋がって、2人で浮かんだことが、小川の興奮を高めたらしい。

明子のナカのモノが、ぐんっと力を増しているのがわかる。

「...あっ、ああっ、...ふぅっ」

下から突き上げる力も次第に強まって、何に対して耐えているのか分からなくなってきた。

「今までも、チカラ使ってた?...俺の知らない、時に」

腰が浮き上がる明子を追いかけるように、小川の体がのしかかる。

明子は首を急いで振る。

繋がったまま浮かんだのは、本当に初めてだ。



「かーずきーー!!明子ちゃーーん!もう出来るわよー!」

階段の下から、晩御飯を作っていた小川の母親の声がする。
もうすぐ出来上がるらしい。

早めに下に降りていかないと、この部屋まで知らせに来てしまう。

「やべ...」

体を離すと思っていたのに、小川が腰の動きを加速する。

「あっ、やぁっ!」

「っ、だから、声!」

後ろから小川の手が伸びて口を塞ぎ、明子が落ち着くのを待つ。

「イキたいだろ?俺も限界、だから...」

こくこくと頷く。

いつの間にか四つん這いになった明子の腰を今一度引き上げるようにして、小川がその腰を打ち付け始めた。

明子はその辺りにあった布団を口元に引き寄せて、声を殺し耐えた。

いつも以上に。
そして明らかに、衝動を収めるためだけの行為だ。

だけど、気持ちがよくて。
体が小川を求めて止まない。

もっと、もっと。


このカラダはどこまで貧欲なんだろう。


何をされても感じてしまう、ココロはどうなってる?


そんな事を考えるのが嫌で。

明子は今一度、布団に顔を沈めた。

 





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