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無意味なPKを持つJKの話
第12章 春が来る
それから、小川の志望大学の推薦試験があって、しばらく会うことがなかった。
だから、小川の試験が終わって、久びさに会ったある日。
チカラを使わないのかと聞かれた。
もう忘れたと思っていたのに。
あんな風に期待されては、何だか意味が違ってきて。
使いたくなかった。
だから。あれは、「無意識だった」と。
使おうと思って、なったわけじゃない。
自分でも何故あの時に浮いたのか分からない。
そう伝えた。
しばらく考えて、小川はがっくりしたように布団にうつ伏せた。
明子の体に汗ばんだ体が半分乗ったままだ。
「そんなに、浮かびたいの?...セックスしたまま?」
「そりゃ、な」
「変なの」
「そうか?...気持ちよさそうじゃん」
かなり変わってる気がする。
「なぁ。なんで出来ないわけ?」
「なんでって...」
うつ伏せたまま、至近距離の顔がこっちに向いている。
その顔は至って真剣だ。
だから、つい真面目に答えてしまう。
「チカラ使う時って、動いたらダメだし。その、体力もいるし、集中しないと...」
黙って聞いていた小川が、しばらく考えてから動き出す。
「あー。つまりは、気持ちヨカッタら、出来ないって事?」
何か伝え方を間違えただろうか。
墓穴を掘った気がする。
慌てて顔を背けるけど、小川が少し顔を起こして覗き込んでいるようだ。
「今の、気持ちヨカッタんだ?」
まだ熱の籠る場所に、指が沈む。
さっきまで小川のモノで満たされていて、指1本は難なく呑み込んでしまう。
「...んっ。や、まだ...」
「ふーん。そうか」
浅く沈んだ指が入口を往復して、腰が浮き上がる。
「...っ、あっ」
「それじゃ、手加減したら、出来るんだ?」
そう聞こえた気がした。
「や...ちがっ...」
ゆるゆると、じれったい動きが繰り返される。
もっとナカに入って来てほしい。
もどかしくて、苦しくて、また息があがる。
「ダメじゃん。もうそんなヨガってたら、チカラ使えそうにないんだけど?」
「...だからぁっ、ムリっ...なのぉっ」
「ふーん」
確認して満足したのか、小川の指が離れてゆく。
「...やめちゃヤダ」
明子がそう言うのが分かっていたのか、楽しそうに笑う。
「何、もっと?」
「だって...。久々、だし」
だから、小川の試験が終わって、久びさに会ったある日。
チカラを使わないのかと聞かれた。
もう忘れたと思っていたのに。
あんな風に期待されては、何だか意味が違ってきて。
使いたくなかった。
だから。あれは、「無意識だった」と。
使おうと思って、なったわけじゃない。
自分でも何故あの時に浮いたのか分からない。
そう伝えた。
しばらく考えて、小川はがっくりしたように布団にうつ伏せた。
明子の体に汗ばんだ体が半分乗ったままだ。
「そんなに、浮かびたいの?...セックスしたまま?」
「そりゃ、な」
「変なの」
「そうか?...気持ちよさそうじゃん」
かなり変わってる気がする。
「なぁ。なんで出来ないわけ?」
「なんでって...」
うつ伏せたまま、至近距離の顔がこっちに向いている。
その顔は至って真剣だ。
だから、つい真面目に答えてしまう。
「チカラ使う時って、動いたらダメだし。その、体力もいるし、集中しないと...」
黙って聞いていた小川が、しばらく考えてから動き出す。
「あー。つまりは、気持ちヨカッタら、出来ないって事?」
何か伝え方を間違えただろうか。
墓穴を掘った気がする。
慌てて顔を背けるけど、小川が少し顔を起こして覗き込んでいるようだ。
「今の、気持ちヨカッタんだ?」
まだ熱の籠る場所に、指が沈む。
さっきまで小川のモノで満たされていて、指1本は難なく呑み込んでしまう。
「...んっ。や、まだ...」
「ふーん。そうか」
浅く沈んだ指が入口を往復して、腰が浮き上がる。
「...っ、あっ」
「それじゃ、手加減したら、出来るんだ?」
そう聞こえた気がした。
「や...ちがっ...」
ゆるゆると、じれったい動きが繰り返される。
もっとナカに入って来てほしい。
もどかしくて、苦しくて、また息があがる。
「ダメじゃん。もうそんなヨガってたら、チカラ使えそうにないんだけど?」
「...だからぁっ、ムリっ...なのぉっ」
「ふーん」
確認して満足したのか、小川の指が離れてゆく。
「...やめちゃヤダ」
明子がそう言うのが分かっていたのか、楽しそうに笑う。
「何、もっと?」
「だって...。久々、だし」