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無意味なPKを持つJKの話
第8章 カラダとココロのキョリ
気持ちがいい。
決して口には出さないが、心からそう思った。
そう。
今してるのは、愛を交わす事じゃない。
互いの快楽を求めるセックスだ。
自分自身に言い聞かす。
誰でもいい、気持ちいいセックスがしたかっただけ。
それなら、感じていても一向に構わないハズだ。
そう心に決めたからか、一定の単調なリズムなのに、明子の体は簡単にイってしまう。
震わせている背中を、小川の手がゆっくりと這っている。
さっきまでの腰の動きとは真逆に優しく撫で回されて、明子の頭にある考えが巡る。
“ユイ”だ。
きっと小川は今、ユイと繋がっているんだ。
小川は、“誰でもよかった”わけじゃない。
ココロと同時に、明子のナカもぎゅううっと締め付ける。
なんとか手をついて四つん這いに戻った明子の肩のあたりに小川の唇が宛がわれた。
唇が離れた途端、さっきよりも格段に早まった動きが明子を襲う。
音を立ててぶつかる奇妙とも取れる音がどんどんと加速してゆく。
小川はどんな気持ちで、どんな顔をしてる??
怖くて振り向けない。
一度離れた小川が、また体を倒して今度は後ろ頭のあたりに吐息を感じる。
うなじにその荒く熱くそして苦しそうな息がかかって、それが近いのがわかる。
片腕が明子の肩を絡めるようにして、二人の体が少し起き上がると、そこで小川は熱く放った。
「...っ、ぁああっ、...くぅっ」
そのまま突き立てて、ナカで最後まで出し切る。
熱く広がるモノを奥で感じながら、止まっていた呼吸を取り戻し、力尽きて前に倒れてゆく。
小川はその位置で止まっているからか、ずるりと抜けたのがわかった。
ゴム、ちゃんと始末出来るのかな。
頭の片隅でそう思っていると、案の定モタモタとしているのが気配でわかる。
でも、もうちょっとこうしていたい。
小川も、今私の顔は見たくないはずだ。
明子は呼吸を整えながら、枕に顔を埋めた。
それからどのくらい経ったのか、服を着た小川が氷の音を立てながらグラスに入った麦茶を持ってきた。
「ん」
「!!」
水滴で濡れたグラスを顔に当てられて、びっくりして顔を起こす。
「コーラじゃないだろ?」
タオルケットを巻き付かせながら起き上がり、そのグラスを受け取る。
「...確かにカラカラ」
決して口には出さないが、心からそう思った。
そう。
今してるのは、愛を交わす事じゃない。
互いの快楽を求めるセックスだ。
自分自身に言い聞かす。
誰でもいい、気持ちいいセックスがしたかっただけ。
それなら、感じていても一向に構わないハズだ。
そう心に決めたからか、一定の単調なリズムなのに、明子の体は簡単にイってしまう。
震わせている背中を、小川の手がゆっくりと這っている。
さっきまでの腰の動きとは真逆に優しく撫で回されて、明子の頭にある考えが巡る。
“ユイ”だ。
きっと小川は今、ユイと繋がっているんだ。
小川は、“誰でもよかった”わけじゃない。
ココロと同時に、明子のナカもぎゅううっと締め付ける。
なんとか手をついて四つん這いに戻った明子の肩のあたりに小川の唇が宛がわれた。
唇が離れた途端、さっきよりも格段に早まった動きが明子を襲う。
音を立ててぶつかる奇妙とも取れる音がどんどんと加速してゆく。
小川はどんな気持ちで、どんな顔をしてる??
怖くて振り向けない。
一度離れた小川が、また体を倒して今度は後ろ頭のあたりに吐息を感じる。
うなじにその荒く熱くそして苦しそうな息がかかって、それが近いのがわかる。
片腕が明子の肩を絡めるようにして、二人の体が少し起き上がると、そこで小川は熱く放った。
「...っ、ぁああっ、...くぅっ」
そのまま突き立てて、ナカで最後まで出し切る。
熱く広がるモノを奥で感じながら、止まっていた呼吸を取り戻し、力尽きて前に倒れてゆく。
小川はその位置で止まっているからか、ずるりと抜けたのがわかった。
ゴム、ちゃんと始末出来るのかな。
頭の片隅でそう思っていると、案の定モタモタとしているのが気配でわかる。
でも、もうちょっとこうしていたい。
小川も、今私の顔は見たくないはずだ。
明子は呼吸を整えながら、枕に顔を埋めた。
それからどのくらい経ったのか、服を着た小川が氷の音を立てながらグラスに入った麦茶を持ってきた。
「ん」
「!!」
水滴で濡れたグラスを顔に当てられて、びっくりして顔を起こす。
「コーラじゃないだろ?」
タオルケットを巻き付かせながら起き上がり、そのグラスを受け取る。
「...確かにカラカラ」