この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜘蛛の巣
第6章 砕かれた心<オモイ>
「も…いや……っ」
恥ずかしくてどうにかなってしまいそうだ
俯いてポロポロと涙を零す華を、和樹が下から覗き込む
「……泣いてる女の子っていうのもいいね」
そのまま華の両手を掴み上げ、彼女の身体の横に固定する
「やめてっ…やっ……」
和樹が何をしようとしているのかはさすがにもう分かる
もうあんな思いは沢山だーーー
「それで抵抗してるつもり? 可愛いね、華ちゃん」
必死で体を動かそうとしても男の前には無力
分かってはいても、諦めることは出来なかった
「あっ……」
華が動こうとする度に目の前で揺れる胸の天辺に、和樹の舌が絡み付く
自らの思いとは裏腹にそこは硬く尖り、口から小さく喘ぎが漏れた
「やっ…やだぁ……」
そう言いつつも体は徐々に力が抜けてゆく
和樹はもう華を解放していたが、その手は力なく横に垂れるだけだった
「んっ……」
触れられてもいないのに、華のもう一方の乳首は強いシャワーの飛沫だけで感じてしまう