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蜘蛛の巣
第1章 出逢い



「全然って、五年ぶりくらい? 変わらないわけないじゃん!」



笑ってそう答えるが、ふと綾斗と目が合って口ごもった



「アーヤたちだって、大きくなった……し?」



思わず語尾が疑問形になる



「あー! 今ボクたちの身長測ったでしょ!」

「チビだって思ったでしょ!」

「いやその…えと……」



確かに思った

何故なら彼らは十六歳

華の二つ下で、その目線は華とほぼ変わらなかった



「これから大きくなるんだよ!」

「そうだよ! まだ高校二年になったばっかりなんだから!」



"高二としてそのちょっと幼い口調もどうかと思うけど……"



「まぁ童顔だからいいけど」



思っていたことがつい出てしまい、華は慌てて口を覆った



「童顔!?」

「今童顔て言った!?」



双子は頬を膨らませて全く同じ反応をする



「ばーか!」

「ハナのばーか!」



舌を突き出しながら足音荒く玄関をくぐる



"だからそれが子供っぽいんだって……"



内心笑いながら華も二人の後に続いた



「すごい……」



中に入ると、まさに大きな旅館のような雰囲気に息を呑む

いわゆる西洋の屋敷といった感じではないが、伝統ある気風のようなものに華は圧倒されていた


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