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第10章 旅先にて。

「……っあ！」



首筋が痛いほど吸い上げられる

和樹が唇を離したそのあとには、ピンクというよりはもはや真っ赤に染まった彼のシルシがあった



「やめてくだ……ｯ」



それを愛でるように更に彼の舌が這い回る

その熱さに負けないくらい、華の身体もすぐに熱を帯び始めた



「ﾝﾝ…やっ……」



震える肩

洩れ出す声



「かず…さ……ｯｱｧ!」



悪戯な唇が彼女の耳にまで届いた時、華が小さな悲鳴を上げ身体をびくりと跳ねさせた

和樹の顔に笑みが広がりその責めがより一層執拗なものになったことは、言うまでもない



「あっ…そこはダメ……ｯ!」



彼女が慌てて抵抗しようとしたときにはもう遅かった

和樹の脚が華の膝を割り、熱く柔らかいソコへｸﾞｯと入ってくる



「ｯﾝ…!」



まだ柔々とした弱い刺激であるにも関わらず、華の秘部はぬるりとした感触を持っていた



「浴衣ってさ……」



和樹の膝が離れ、代わりに長い指が伸びてくる



「ｱｯ…!」

「こういうことするためにあると思うんだよね」