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蜘蛛の巣
第10章 旅先にて。
「ン…ッ!?」
それどころか、和樹は華の感じるトコロを的確に責め始めた
細かくピンポイントに刺激してきて、音が漏れるような激しい責め立て方ではない
が、快感は更に高まってゆく
「も…やめ、て……っ」
小さく擦れた声を辛うじて絞り出す
もう、いつ二人があの角から現れてもおかしくない−−−
“見られても何にも思わないの……!?”
華が和樹の行動に今まで以上に異常を感じ始めた時、何かが床に大量に散らばる音が聞こえ−−−
二人の足音が、止まった
「あっ、待って! 小銭落とした!」
「あーもうっ、だから財布に入れたらって言ったのに!」
天の助けか
少しの間だけ時間が出来た
この間に−−−
「中途半端なの、嫌でしょ?」
「!?……ッアァ!」
和樹の囁きに返す暇もなく、華は小さく啼き声を上げる
“ダメッ…ほんとにそれ以上は……っ”
ナカが熱い
腰が震える
“イッちゃ…う……!”
「ンッ…ッ!」
声が出ない分、身体がビクビクと大きく跳ね−−−
華は絶頂を迎えた