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蜘蛛の巣
第13章 鎖された場処



「予定入れちゃうと困るんで、皆さんのお誕生日教えてもらえますか?」



また昨日みたいに慌てることがないよう、しっかりスケジュールにメモる用意をする



「ああ、ちょっと待ってね…俺も全員のをちゃんと覚えてるわけじゃないから……」



確認の為に壮真もスケジュール帳を開いた



「あ…すみません、わざわざ」

「ちなみにボクたちは……」

「それは分かってる。大丈夫」



適当にあしらわれて綾斗はふてくされた様子で口をつぐむ



「えっと、和樹の次は少し飛んで煉兄さんだね。十一月十一日」

「あのお菓子がよく売れる日ですね!」

「そうそう。去年の和樹からのプレゼントはそれだったよ」



−−−彼らしい



「で、二人はどうでもいいとして……」

「どうでもいいって何!?」

「扱いひど過ぎない!?」



騒ぐ二人に壮真は



「ごめん、冗談だよ」



と謝りつつクスクスと笑っていた



「ああそうだ。ここじゃないんだけど、お正月の一日と二日は宗家の屋敷に行くしきたりなんだ。新年の挨拶と、遥の誕生日が二日だから」

「え……」



華の顔が一気に強張る

思い出したくもない男と、新年早々に−−−


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