この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜘蛛の巣
第15章 分かたれて。



「え!?」

「朝練あるの忘れてたの! アーヤったらボクのこと置いて先出ちゃってたんだよ!?」



そういうことだから、と茅斗は慌ただしく厨房を出ていった



「……じゃ、じゃあ、またいつアレが出てくるかも分からないし、俺は橘さんの所に行ってくるよ。華ちゃんは食堂で待ってて」

「はい……あ!」

「ん? どうかした?」

「…いえ、何でも……」



華はある重要なことを思い出したのだが、彼には言いづらい

それでも他に頼るべき相手がいないことを知っていたので、華は改めて口を開いた



「実はその…昨日自転車がパンクしちゃって……」

「ああ、駅までの足がないんだね」



口ごもる華に対して壮真は何の問題もないという風だ



「いいよ、送ってあげる」

「いえでも…………すみません……」

「気にしないで。ああでも、バイクでもいいかな?」

「えっ」



それは流石に、と華の目が泳ぐ



"バイクの密着具合を考えると……"



「ごめんね、今日はバイクの方が都合がいいんだ。

あ! 良かったら俺の車貸そうか」

「バイクでいいです!」



あんな心臓に悪い運転は二度としたくない



/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ