この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜘蛛の巣
第15章 分かたれて。



「じゃ、食器持っていくね」



お膳を取りにベッドの反対側へと回り込む



「え、もう行っちゃうの? ちょっと話そうよ」

「でも橘さんに言われてるから……」

「どーせ他に何かあったら頼まれろとも言われたんでしょ?」

「そうだけど……」

「ならいいじゃない、ちょっとくらい!

一人で退屈なの……ね、華、お願い」



“そんな捨てられた仔犬みたいな瞳をされても……”



引き留めるように服の端を引っ張られ、華は困ったように目を泳がせる



「何故かアーヤにも長居するなって言われたし……」

「……」



その瞬間、茅斗の手が離れた



「そう、アーヤがね……」



俯いて小さく呟く

と、突然サイドテーブルに手を伸ばし部屋の明かりを消してしまった



「え、ちょ、カーヤ!? 何も見えな……きゃっ!」



ドサッ



腕に茅斗の手を感じたその刹那、華はベッドの、彼の上に倒れ込んだ

いや、そう"させられた"



「…何の、つもり……」



その力強さに、華の声が震える



もういい加減、分かっていた

この次に何が起こりうるかということに。


/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ