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蜘蛛の巣
第19章 傀儡子



「彼の予想もしてなかったことを言うんだ。

華チャンの場合なら、そうだな……」



煉の言葉は、花火に掻き消され華以外の耳には届かなかった–––







******************************







「お帰りなさいませ」

「ああ」

「怜夏様のご様子は、いかがでしたか」

「別にいつも通りだ」



執事の問いに答えながら遥はリムジンのいつもの場所に腰掛けた

怜夏は迎えに来た彼女の家のリムジンに乗せた



「ではかなりご満足されたのですね」

「別れるまでだ」



–––本人は渋ったが。





「…フ-……」



遥が長い息を吐くと、



「お疲れ様です」



と呉羽が水筒を差し出した



「さすが……よく分かってるな」



遥にしては珍しく口の端を吊り上げると、そのまま中へ一気に流し込む



「……ハァッ」



浴衣の帯が苦しい

頭も、同じくらい締め付けられている感覚がする


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