この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜘蛛の巣
第21章 更なる深みへ



呉羽光鶴〈ミツル〉



食えない男が、ここにも一人



この屋敷には策略が多過ぎる–––







******************************







「こちらです」



要に見送られる形になってから数分、華は以前と同じ部屋の前に連れてこられていた



「はい……」



さすがに緊張が隠せない



「クッ…」



執事が思わず漏らした笑いに、華は怪訝な反応を見せた



「申し訳ございません。あまりに固くなっていらっしゃるので」



当たり前だと言おうとしてやめる

あの夜のことを、呉羽が知っているとは限らない–––



“……まぁ、知らないわけないか”



案の定、続けられた言葉はそれを仄めかすようなものだった



「ご安心下さい。今日は私も後ろに控えておりますから」

「……」



この男には、言っていいことと悪いこと–––いわゆるデリカシーというものが、ないのだろうか


/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ