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蜘蛛の巣
第24章 水面下



「あ、これですか?」



そしてすっかり存在を忘れてベルトと一緒に握りしめていたチケットホルダーを示した



「……」



黙って見てくる–––ということは肯定、なのだろうか



「出がけに煉さんがくれたんです。なんか映画の試写会チケットって言ってましたけど……」



ここで初めて華はホルダーを開き、その中身を確認する



「”海の囁き”……?」

「ああ、白河エンターの最新作か……」



白河エンタープライズ

白河芸能

今の日本の芸能業界でどこよりも影響力のあるグループだ

たとえどんなに小さな会社でも問題を起こせば潰されるというのだから恐ろしい



「大方あの双子から取り付けたんだろ」



そこまで言って興味をなくしたのか、遥はまた黙ってしまった



”白河芸能……そっか”



プールで彼女を助けた時に綾斗が名前を出したのにはそういう意味があったわけだ



”同じ白河なのに、私って何も分かってないんだな……”


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