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蜘蛛の巣
第2章 伸ばされたショクシ



それでいて二人の息はぴったりだった

片方が前へ行けばもう一方は後ろへ、右に動けば左を警戒と瞬時に判断している

さすがは双子といったところか



"テニスの上手い下手ってよくわかんないけど……絶対強い方だよね、あの二人"



打って走って。

打って走って。

コートを縦横無尽駆け回るその姿には惚れ惚れするところがあった



「ゲームセッ!」



審判の声がし、プレーヤーたちが一旦ベンチに戻る



「茅斗くーん! こっち向いてー!」



試合中は邪魔出来ないので、今だとばかりに女子たちが猛烈なアピールをかける

茅斗がそんなファンたちに応えるようにこちらを向いた



"うわ……"



これは確かにカッコいい

試合の汗を拭きながら笑顔を向けるその姿

反対を向いたまま水を飲む綾斗の姿もーーー



「あれ!? ハナだ!」



茅斗が華に気付いて手を振り、綾斗も慌てて振り向く



「ハナ! 見に来てくれたの!?」



途端に二人とも顔が緩んでいつもの感じに戻っていた



"マズい、バレた"



何がマズいってそりゃあーーー


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