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蜘蛛の巣
第2章 伸ばされたショクシ
「相変わらず五月蝿い奴……庶民の女は皆こうか?」
口を塞がれたまま華は後ろから聞こえてきた高圧的な声に目を見開く
"遥さん……!?"
相手を知って華が取り敢えず大人しくなったのを見て遥は手を放した
「どうして……いえ、用ってなんですか」
突然のことに動揺し過ぎて言葉が悪くなる
そんな彼女に遥はぴくりと眉を動かした
「やっぱお前……面白いな」
ここに来て何度も言われた言葉に華はまた目を見開く
ただ気になったのは、その言葉が他の人とは全く意味が違うようなーーー
「来い」
「え、ちょ……いたっ」
有無を言わさぬ力で腕を引かれ、無理やり奥へと連れ込まれる
投げ入れられたそこは寝室だった
「お前みたいな庶民染みた女は初めてだからな。興味が出てきた」
"は? え、何、興味って……"
事態を飲み込めないうちに華はベッドに押し倒される
"どういうこと!? まさか……"
これからされることを察した華の体が固くなる
「ふん……胸はそれなりだな……が」
遥が寝間着の上から胸を揉み、そしてブラを着けていないがためにはっきりと分かってしまう乳首を摘まんだ
「痛い!」
「メスの匂いがしない」