この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ホントの唄(仮題)
第1章 一人と一人

 抱えた両膝に押し当てられているから、その顔は見えなかった。だがおそらく、若い女なのだろう。スラリとした手足の白い肌と、風邪にサラリと靡く髪がそれを教えている。

 思わず声を上げてしまったが、彼女の方は俺の存在に気がついている様子はない。

 寝ているのだろうか。だとしたら、酒に呑まれている可能性もある。というか、若い女がこんな場所に一人で居る理由なんて、それくらいしか思い浮かばなかった。

 この公園の近所には、居酒屋やスナックの入ったテナントもある。そこではコンパする大学生たちの姿を、度々見かけることがあった。

 浮かれて飲み明かした挙句に、家に帰り着く前に眠ってしまった――そんな処かも、しれない。


「……」


 俺は足を止め、改めて暫し観察。

/400ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ