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ホントの唄(仮題)
第1章 一人と一人

 亜樹は行きつけのバーに勤める女で、歳は二十八――否、もう九だったか。本人が歳の話はしたがらないから、俺もよく憶えてはいない。

 見た目は若作りで、話し方もかなり舌足らず。つまりは、いつまでも若くキャピキャピとしていたいらしく。

 ほら――飲み屋で「いくつに見える?」なんて、得意げに訊く女っているだろう。最近は流石に、減ったようだが。まあ、ともかくそんな女とは、必ず実年齢より若く見られる自信に満ちているようで。

 だが実際は答える方も、それなりに気を遣っているから。大体は『まあ、そんなものだろ』と内心で思いながらも「ええっ、若く見えるねー」とか、言ってみたりしている。

 そんな話は、どうでもいいか。すなわち何が言いたいかとすれば、亜樹とはその様なタイプの女ということである。些か端的すぎるが、飽くまでイメージの問題として……。
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