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ホントの唄(仮題)
第3章 異常な日常の場面で

 一応は褒めてくれているらしい。が、そんなことで鼻の下を伸ばすほど、俺は浮かれポンチではなかった。女がこんなことを言い出す時は、特に注意が必要である。

 俺は呆れ顔を浮かべつつ、言った。


「ああ、ハイハイ。そんなお世辞言って、一体なにが目的なんだい?」


「お世辞とかじゃないよ。そう思ったから、そう言っただけ。悪い?」


 真はぷっとその頬を膨らませ、また話を続けてゆく。


「私だって、さ。幾ら困ったからって、誰ソレかまわずに着いていったりしないからね。人を見る目だけは、しっかりしてるつもりなんだから」


 そうかぁ? 昨夜のあの感じだと、飯さえ食わせてもらえるなら、例え相手が悪魔であっても着いて行きそうだったが……。


「その点、オジサンは……なんていうか、パッと見の清潔感もあるし。ちょっと斜に構えてるキライはあるけども、何だかんだで面倒見もいいよね」


 悪かったね、斜に構えてて……。


 内心で悪態をつきながらも、ちょっと胸の辺りはムズムズしてる。そんな感じで話を耳にしてる俺に、更に真はこんなことを聞いた。


「そう言えば、歳は幾つだっけ?」

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