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第1章 Come on baby‼︎【社内恋愛のススメ】

気づいたら、遙は風呂から上がって、俺の横を素通りし、「おやすみ…」と俺の方を見もせずに呟いて寝室に入っていった。

仕方なく俺も風呂に入る。
下着は脱衣所の衣装ケースに入れてるから、寝室まで入らなくても着替えはあった。

風呂から上がり、すぐに寝室に行く気もせず、煙草を吸いたくなってリビングのソファーに座る。
1本取り出して咥え、火を点けようとして、何となく気が引けて、ベランダに出てみた。

雨上がりの湿気った空気とともに煙草を吸い、煙を吐き出す。

1本吸い終えて部屋に入ろうかとも思ったけど、身体に着いた臭いも気になって、しばらく生温い風に吹かれた。