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another storys
第13章 Lesson ー笑顔の魔法ー【パズルⅡ】
翌日。
会社についてPCを立ち上げると、長野さんからメールが届いていて。
そこには一言、
『smile ^_^』
思わず笑ってしまう。昨日の今日でいきなり劇的に変われる、なんてことはなかったけど、話すときに笑顔を意識してみた。そしたら
「あれ、井上さん、なんかいいことあった?」
「え?」
「俺井上さんが笑ってんの初めて見たかも。」
と言われて、私ってそんな仏頂面だったのかしら、と反省した。
笑顔を意識しただけで、口角が上がって、声のトーンも少し上がる。
笑顔で不機嫌な声を出すというのは難しいんだ、と分かった。ということは、逆も然りで、仏頂面で明るい声を出すこともできない…
私は今まで仕事するのにヘラヘラする必要ないと思ってたけど、自分で思ってる以上に、相手に対して仏頂面で、ぶっきらぼうな対応をしていたのかもしれない、と初めて思った。
「おかしいですか?」
「いいや?ぜんぜん。そっちのがずっといいよ!やっぱ女の子がにこやかにしてると場が華やぐしさ、空気が変わるよ」
「そんなにですか?」
思わず笑ってしまった。
会社についてPCを立ち上げると、長野さんからメールが届いていて。
そこには一言、
『smile ^_^』
思わず笑ってしまう。昨日の今日でいきなり劇的に変われる、なんてことはなかったけど、話すときに笑顔を意識してみた。そしたら
「あれ、井上さん、なんかいいことあった?」
「え?」
「俺井上さんが笑ってんの初めて見たかも。」
と言われて、私ってそんな仏頂面だったのかしら、と反省した。
笑顔を意識しただけで、口角が上がって、声のトーンも少し上がる。
笑顔で不機嫌な声を出すというのは難しいんだ、と分かった。ということは、逆も然りで、仏頂面で明るい声を出すこともできない…
私は今まで仕事するのにヘラヘラする必要ないと思ってたけど、自分で思ってる以上に、相手に対して仏頂面で、ぶっきらぼうな対応をしていたのかもしれない、と初めて思った。
「おかしいですか?」
「いいや?ぜんぜん。そっちのがずっといいよ!やっぱ女の子がにこやかにしてると場が華やぐしさ、空気が変わるよ」
「そんなにですか?」
思わず笑ってしまった。