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another storys
第15章 花火ーケンカの後は…【パズルⅡ】
土曜日、出かける気にもなれず、家でゴロゴロしていたら、美桜から着信。
出る気になれなくて無視した。
電話は何回もかかってきて、机の上でブーブーうるさいから、電源を切った。
しばらくして、玄関のチャイムが鳴ったのは、ぼんやりと聞いた。
誰かが階段を上がってくる音に続いて、バン!と勢いよく部屋の戸が開く。
何事かと思って見ると、そこには仁王立ちの美桜。
腕を組んでイライラしてるのが見て取れた。
家が隣だと、こういう時不便だな。
直ぐ来れちゃうし、きよちゃんが居るから玄関だってフツーに開く。
幼馴染で家族も良く知ってるから、案内なんかされなくたって勝手に部屋にも入ってくる。
俺のプライバシーなんて関係ないんだろうな、きっと。
「何しに来た。」
「なんで電話でないの?」
「質問に質問で返すな。俺は何しに来たと聞いてる。」
「え?ナニ怒ってんの?晃一くんが電話に出ないからでしょ?揚句電源切るし!出先で出れない状況ならいつもならメッセージくれるし、それもないなんて心配で見に来るでしょうよ、普通。そしたらベッドでゴロゴロしてて、全然出れない状況じゃないじゃない!」
出る気になれなくて無視した。
電話は何回もかかってきて、机の上でブーブーうるさいから、電源を切った。
しばらくして、玄関のチャイムが鳴ったのは、ぼんやりと聞いた。
誰かが階段を上がってくる音に続いて、バン!と勢いよく部屋の戸が開く。
何事かと思って見ると、そこには仁王立ちの美桜。
腕を組んでイライラしてるのが見て取れた。
家が隣だと、こういう時不便だな。
直ぐ来れちゃうし、きよちゃんが居るから玄関だってフツーに開く。
幼馴染で家族も良く知ってるから、案内なんかされなくたって勝手に部屋にも入ってくる。
俺のプライバシーなんて関係ないんだろうな、きっと。
「何しに来た。」
「なんで電話でないの?」
「質問に質問で返すな。俺は何しに来たと聞いてる。」
「え?ナニ怒ってんの?晃一くんが電話に出ないからでしょ?揚句電源切るし!出先で出れない状況ならいつもならメッセージくれるし、それもないなんて心配で見に来るでしょうよ、普通。そしたらベッドでゴロゴロしてて、全然出れない状況じゃないじゃない!」