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第15章 花火ーケンカの後は…【パズルⅡ】

「誤解溶けたら、仲直りのキスして？」

美桜が、目を閉じて、ちょっと顎をあげる。

俺は周りに人目がないのを確認してから、そっと顎を支えてキスをした…

「来週の、花火大会。浴衣着て来いよ。」

「そのつもりだよ。」

「人混みで見るのもしんどいからさ、近くのホテル取ってあるんだ。」

「ホテル？」

「ラブホじゃないぞ。ハーバーのホテル。窓から、花火が綺麗に見えるらしい。」

「本当？」

「ん。だから、デートして、涼しい部屋ん中で、2人でまったり花火鑑賞。いいだろ？」

美桜は大きく頷いた。