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another storys
第15章 花火ーケンカの後は…【パズルⅡ】
帰りの車で親父に礼を言う。

「解決したのか?」

「ん、いろいろ誤解だった。美桜にちゃんと謝るわ。」

「…大事にしてやれよ。美桜ちゃん泣かせたら朋会が怖いぞ、きっと。」

親父が空を仰いで呟いた。
朋ちゃんともなんかあったのか?親父。
以外とモテるのか?
聞きたいような聞きたくないような、ビミョーな感じで、ウチの前に着くと、美桜が立ってた。

助手席から降り、美桜と2人、近くの公園に行った。

「未玖のウチに、行ったの…?」

「ん。未玖ちゃんに聞いたのか?」

「うん。未玖からメッセきて、驚いた。」

「…全部聞いた。誤解、だったんだな。…ごめん」

「うぅん、私がちゃんと最初に説明すればよかったんだけど、晃一くんが怒ってるの、怖くて…上手く説明出来なくて…時間置いて、晃一くんがちょっと落ち着くの待とうと思ったの。その間に、誤解を解く説明を考えようって、思って…まさか未玖のとこに行くとは思わなかったから…」

「美桜のこと、信用してないんじゃないよ。ただ、客観的な判断材料が欲しかっただけ、だから。」

「うん」

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