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another storys
第16章 So sweet【パズルⅡ・運命の恋人】
テーブルの上の携帯が震える。
嫌な予感。
携帯を手に取ると、やっぱり会社からだった。
編集映像に不具合が見つかったから至急来て処理しろ、という内容だった。
…10連勤明けなのに。しかも今日の明け方帰ってきて、目が覚めたトコなのに。
「仕事?」
キッチンで昼ご飯の用意をしてくれている由香が振り向いた。
俺の表情で事情を察したんだろう。
溜息をついて、
「もうすぐ出来るけど、食べる時間もない?」
「それは意地でも食べる。」
「じゃあ急ぐね。」
コンロのスイッチを押して火力を少し強めたようだった。
「ごめん…せっかく来てくれたのに。」
「その調子じゃいつ終わるかわかんないね。一旦帰って洗濯してからまた来るわ。」
「今日帰れないかも…」
「大丈夫。待ってる。」
「本当ゴメン…」
嫌な予感。
携帯を手に取ると、やっぱり会社からだった。
編集映像に不具合が見つかったから至急来て処理しろ、という内容だった。
…10連勤明けなのに。しかも今日の明け方帰ってきて、目が覚めたトコなのに。
「仕事?」
キッチンで昼ご飯の用意をしてくれている由香が振り向いた。
俺の表情で事情を察したんだろう。
溜息をついて、
「もうすぐ出来るけど、食べる時間もない?」
「それは意地でも食べる。」
「じゃあ急ぐね。」
コンロのスイッチを押して火力を少し強めたようだった。
「ごめん…せっかく来てくれたのに。」
「その調子じゃいつ終わるかわかんないね。一旦帰って洗濯してからまた来るわ。」
「今日帰れないかも…」
「大丈夫。待ってる。」
「本当ゴメン…」