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another storys
第16章 So sweet【パズルⅡ・運命の恋人】
目覚めたのは午前5時。
夏の朝は早い。
もう明るくなりはじめてた。
由香を抱き締め、息を深く吸い込む。
若干汗混じりの、シャンプーの甘い香り。
「おはよ。」
由香が上目遣いで俺を見て微笑む。
「おはよ」
額をつけてグリグリ。
こんな、甘々な朝を迎えるのも久しぶり。
「昨日、ホントごめん。ココに居てくれて嬉しかった。」
「一旦帰ったけどね。夕方また来たの。久しぶりだし…昌希が帰ってこれなかったとしても、昌希の匂いのするベッドで寝たかったの。」
「ゴメン。寂しい思いさせて…でもさ、腹立ってるならちゃんと言ってな?イキナリ別れるとかだけは、マジ頼むからナシにして?」
「それはないよ。昌希のコト好きだし。昌希は、確かに構ってくれないけど、ちゃんとそれを申し訳ないって感じは出してくれるじゃん。それもなくて、待ってるのが当然ってなったら、ちょっと考えるかもだけど…」
「いや、それだけは、仕事で時間取れない分、できることも限られてるしさ。当たり前なんて思わないけど、でも由香が優しすぎると、ついつい甘えちゃうから、限界来る前にちゃんと教えてって言ってんの。」
「私と離れたくないなら、ひとつお願い聞いてくれる?」
「ナニ?」
夏の朝は早い。
もう明るくなりはじめてた。
由香を抱き締め、息を深く吸い込む。
若干汗混じりの、シャンプーの甘い香り。
「おはよ。」
由香が上目遣いで俺を見て微笑む。
「おはよ」
額をつけてグリグリ。
こんな、甘々な朝を迎えるのも久しぶり。
「昨日、ホントごめん。ココに居てくれて嬉しかった。」
「一旦帰ったけどね。夕方また来たの。久しぶりだし…昌希が帰ってこれなかったとしても、昌希の匂いのするベッドで寝たかったの。」
「ゴメン。寂しい思いさせて…でもさ、腹立ってるならちゃんと言ってな?イキナリ別れるとかだけは、マジ頼むからナシにして?」
「それはないよ。昌希のコト好きだし。昌希は、確かに構ってくれないけど、ちゃんとそれを申し訳ないって感じは出してくれるじゃん。それもなくて、待ってるのが当然ってなったら、ちょっと考えるかもだけど…」
「いや、それだけは、仕事で時間取れない分、できることも限られてるしさ。当たり前なんて思わないけど、でも由香が優しすぎると、ついつい甘えちゃうから、限界来る前にちゃんと教えてって言ってんの。」
「私と離れたくないなら、ひとつお願い聞いてくれる?」
「ナニ?」