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another storys
第18章 彼岸花【陽炎】
この人は、私の中身を見てくれる…
たった七日しか居ないのに…
信吉がくれなかった言葉をくれる…
涙が盛り上がった。
鷺は、いざってきて、るいを抱き締めた。
「俺に身を任せて、痘痕に驚いて逃げられるのが怖かったの?」
「……うん……」
小さく頷くと、鷺は愛おしそうに耳に唇を押し付け。
そのまま耳を甘噛みしながら、
「可愛い…るいさん…」
耳元で、ドキッとする程低い声で囁いた。
身体の力が抜け、組み敷かれる。
慌てて逃げようとするのに、細身でもやはり男だからか、鷺の力は存外に強く、逃れることはできなかった。
鷺の唇は、るいの肌を優しく啄む。
鷺の指は、まるで痘痕など気にしない風に、執拗に痘痕の上でくるくると遊んだ。
身体が熱い。
抗えない…
切ない吐息が漏れる…
痘痕のない、乳首をちゅうっと吸われ、ビクリと身が跳ねる。思わず声が出た。
鷺が嬉しそうに、笑った…。
たった七日しか居ないのに…
信吉がくれなかった言葉をくれる…
涙が盛り上がった。
鷺は、いざってきて、るいを抱き締めた。
「俺に身を任せて、痘痕に驚いて逃げられるのが怖かったの?」
「……うん……」
小さく頷くと、鷺は愛おしそうに耳に唇を押し付け。
そのまま耳を甘噛みしながら、
「可愛い…るいさん…」
耳元で、ドキッとする程低い声で囁いた。
身体の力が抜け、組み敷かれる。
慌てて逃げようとするのに、細身でもやはり男だからか、鷺の力は存外に強く、逃れることはできなかった。
鷺の唇は、るいの肌を優しく啄む。
鷺の指は、まるで痘痕など気にしない風に、執拗に痘痕の上でくるくると遊んだ。
身体が熱い。
抗えない…
切ない吐息が漏れる…
痘痕のない、乳首をちゅうっと吸われ、ビクリと身が跳ねる。思わず声が出た。
鷺が嬉しそうに、笑った…。