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another storys
第20章 Marriage purple【遅咲きのタンポポ】
それでも、無情に時は過ぎていく。お式まで日もないのに、何時までもヘソを曲げてるわけにもいかなくて。
祥悟くんとは一時休戦、で取り敢えず段取りやら新居やら、決めなくちゃいけない事を相談することにした。
夜、ウチに祥悟くんが来てくれる。
電話だと、言葉尻を捕まえて喧嘩になっちゃいそうだったから、顔を合わせて相談できるのは正直嬉しかった。
「…ゴメンね、沙織ちゃん。お式に関してはま、後で話すとして。先にこれ見てみて。」
祥悟くんは、タブレットで、不動産情報を見せてくれた。
「2人とも職場が神戸だから、灘か御影あたりどうだろ?俺は元町だから、できたら阪急沿線よりJRか、阪神沿線希望なんだけど…ま、元町より西って手もあるけど、あんまり遠くなるのも避けたいし、治安面とか利便性とか考えても、この辺妥当だと思うんだよね。」
祥悟くんとは一時休戦、で取り敢えず段取りやら新居やら、決めなくちゃいけない事を相談することにした。
夜、ウチに祥悟くんが来てくれる。
電話だと、言葉尻を捕まえて喧嘩になっちゃいそうだったから、顔を合わせて相談できるのは正直嬉しかった。
「…ゴメンね、沙織ちゃん。お式に関してはま、後で話すとして。先にこれ見てみて。」
祥悟くんは、タブレットで、不動産情報を見せてくれた。
「2人とも職場が神戸だから、灘か御影あたりどうだろ?俺は元町だから、できたら阪急沿線よりJRか、阪神沿線希望なんだけど…ま、元町より西って手もあるけど、あんまり遠くなるのも避けたいし、治安面とか利便性とか考えても、この辺妥当だと思うんだよね。」