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another storys
第20章 Marriage purple【遅咲きのタンポポ】
「会場なんだけどさ、披露宴って200人くらい?」

…えっと、200人て言ったら私の側で100人くらい?そんなに呼ぶ人いないけど?

祥悟くんが結婚情報誌をパラパラ捲って指差したのは、
400人規模で収容できる大きな会場で。

「え?私の側で200人?」

「え?少ない?」

「まさか!そんなに呼ぶ人居ないよ!親族入れても2〜30人がいいところだと思う…」

「そっか…ま、俺は親族少ないし、友達と会社関係がメインだと思うけど、だったら結構絞らなきゃな…」

結局、半々にする必要はない、てなって、会場は200人規模、その殆どが新郎側の招待客、てことになった。

お式と披露宴合わせてもたかが3〜4時間。気に入ったドレスを短時間で脱いで着替えて忙しないから、お色直しも、必要ないと思ってたけど。
祥悟くんの会社が式場に提供する新作のティアラやらネックレスやらも使おう、とか、どうせなら発表兼ねてイベントにしちゃえば一部経費で落とせるけど?とか言い出して、もう何が何やら分からなくなって、祥悟くんと喧嘩した。


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