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another storys
第20章 Marriage purple【遅咲きのタンポポ】
「俺としては、2人っきりで甘い結婚生活….憧れるんだよねぇ…お互い仕事遅い時とかさ、外でご飯食べて、手繋いで2人でマンションに帰る、とか。朝2人で同じ電車に乗って出勤するとか。勿論沙織ちゃんの手料理も食べたいけど、週末2人で料理作ったりも楽しそうだよね!」
「…祥悟くんの、想像する生活って、私がウチでご飯作って待ってる、じゃないの…?」
「勿論奥さんが家でご飯作って待っててくれるっていうのはオトコとして理想ではあるけどさ。お互いフルタイムで働くなら、それは飽くまで理想でしょう。沙織ちゃんだって疲れて帰って、ひとりならご飯もテキトーでいいかもだけど、俺がいるからちゃんとご飯作らなきゃ、とかさ。そうやってストレス溜められるほうがイヤかも。だったら、割り切って平日はパパッと外食して、週末ノンビリとかもありだと思う。食事の準備に手間かけるより、2人の時間を優先、ていう考え方、海外だと結構多いよ?平日の夕食の準備は、できる時だけでいいんじゃない?」
祥悟くんは、私が思う以上に私のことを想ってくれてた。
「…祥悟くんの、想像する生活って、私がウチでご飯作って待ってる、じゃないの…?」
「勿論奥さんが家でご飯作って待っててくれるっていうのはオトコとして理想ではあるけどさ。お互いフルタイムで働くなら、それは飽くまで理想でしょう。沙織ちゃんだって疲れて帰って、ひとりならご飯もテキトーでいいかもだけど、俺がいるからちゃんとご飯作らなきゃ、とかさ。そうやってストレス溜められるほうがイヤかも。だったら、割り切って平日はパパッと外食して、週末ノンビリとかもありだと思う。食事の準備に手間かけるより、2人の時間を優先、ていう考え方、海外だと結構多いよ?平日の夕食の準備は、できる時だけでいいんじゃない?」
祥悟くんは、私が思う以上に私のことを想ってくれてた。