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another storys
第21章 父とオトコの境界線【社内恋愛のススメ】
2人パジャマを着て布団に入ったけど、遙はすぐ寝たみたいで、隣からは寝息が聞こえてきたけど、俺は眠れる訳もなく。
このまま起きてたら、明日昼間眠くなるだろうけど、休みだし、眠くなったら寝りゃいいや、と開き直って、ぼんやりとスマホを弄って一晩やり過ごした。

で、明け方ベッドを抜け出す。
つい最近まで暑かったのに、そしてまだ昼間は暑い日もあるのに、朝晩が一気に冷え込むようになった。
パジャマに素足でベランダに出ると、布団から出た起き抜けの身に容赦なく寒気が突き刺さる。
腕を組むように二の腕を摩りながら、煙草を1本。

夏から禁煙外来に通って、大分本数は減らした。
でもまだゼロじゃない。
やっぱり、どうしても欲しくなる時ってのはあって。スモーカーってのはニコチン中毒だから、徐々に減らして依存度を下げていくしかない、と言われた。
依存とか中毒とか言われると、なんかアル中やヤク中の仲間みたいで不本意だが、実際医学的にはそうなんだそうだ…
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