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第21章 父とオトコの境界線【社内恋愛のススメ】

トイレの便座に座り、パジャマとパンツを下ろして、半勃ちのモノに手を掛ける。
イヤホンを耳に突っ込み、ダウンロードしたAVを観ながら無心に扱くと硬く勃ち上がる。

あぁ〜…この動画も飽きたなぁ…

オナホ買おうかなぁ…
でもなぁ…使い捨ては割高だし、洗ったり後処理すんのが面倒なんだよなぁ…風呂とか洗面所でこちょこちょ洗ってんのとか、想像するとどうもな…あと保管場所。
遙には見られたくない…

オモチャ屋行くのも嫌だし、ネットで買うと遙が受け取る率高いしな。勝手に開けはしないだろうけど、挙動不審になってしまってバレる可能性が高い。

やっぱ無理だ…

頭の中で、昨夜の遙の動きに俺の好きな甘い喘ぎ声を合成する。
うん、コッチのがいい…
取っ掛かりはビジュアル欲しいけど、フィニッシュはやっぱ遙じゃないと…
妄想で急速に高まった射精感に、下半身の筋肉が収縮する。

慌てて携帯を小さな棚になってるペーパーホルダーの上に起き、片手でトイレットペーパーを巻き取る。

間一髪、飛び出した欲望を拭き取る。

ふぅ…と、ひとつ溜息を吐き、パンツを上げて、トイレットペーパーを流し、手を洗ってトイレから出た。