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another storys
第3章 片思いの行方【パズル】
「なぁ〜、藤田ぁ…頼むよぉ」
同期の藤田に泣きつく。
「イヤだよ。なんで俺がそんなガキの使いみたいなことしなきゃいけないんだよ。聞きたいことあんなら自分で聞けよ」
「それができないから頼んでんじゃないか…」
「ヒトに頼むならそれなりの態度ってもんがあるだろ?」
「態度?ナニ、土下座でもしろって?」
「違ェよ。お前土下座させて俺に何のメリットがあんのよ。メシ奢るとかさぁ、なんか俺に還元しろって言ってんの。」
「別にいいけど…」
「んじゃ、俺一回行きたい店あんだけど、いい?」
「どこ?」
「新地の割烹でさ」
「イヤだよ幾らかかんだよ⁉︎」
「知らん」
「なんでそんな店にお前連れてかなきゃいけないんだよ」
「じゃあ断る。」
「なっ…」
「ヒトを使うってのは高くつくんだよ。そんくらい覚えとけ。それか、アイツなら見返りなんか求めねぇんじゃねえの。」
藤田が、指差した先に居たのは、幸村。
同期の藤田に泣きつく。
「イヤだよ。なんで俺がそんなガキの使いみたいなことしなきゃいけないんだよ。聞きたいことあんなら自分で聞けよ」
「それができないから頼んでんじゃないか…」
「ヒトに頼むならそれなりの態度ってもんがあるだろ?」
「態度?ナニ、土下座でもしろって?」
「違ェよ。お前土下座させて俺に何のメリットがあんのよ。メシ奢るとかさぁ、なんか俺に還元しろって言ってんの。」
「別にいいけど…」
「んじゃ、俺一回行きたい店あんだけど、いい?」
「どこ?」
「新地の割烹でさ」
「イヤだよ幾らかかんだよ⁉︎」
「知らん」
「なんでそんな店にお前連れてかなきゃいけないんだよ」
「じゃあ断る。」
「なっ…」
「ヒトを使うってのは高くつくんだよ。そんくらい覚えとけ。それか、アイツなら見返りなんか求めねぇんじゃねえの。」
藤田が、指差した先に居たのは、幸村。