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another storys
第22章 Promise【秘密の恋人】
義隆さんが、隆行さんの企画が通ったことを喜んで、記念に作ろうか、と言ってくれた。
私は、義隆さんが指輪を作ろうなんて言うとは思わなかったから、素直に嬉しかった。
何より、隆行さんに嫌われている、とは思ってなかったけれど、私たちのことをそこまで気にかけてくれているとも思ってなかったから、率直に驚いた。
元はと言えば、恋人がいるなら、こそこそ外で会ってないで家に連れてくればいい、と、隆行さんが言い出したことではあるらしいのだけど。
それでも、結果的には私がこの家に来ることが、隆行さんの自立を促した…有り体に言ってしまえば実家から追い出したわけで。
これまで生活費を家に入れていたかとか、そんな立ち入った話も聞いたことないけれど、独り暮らしをするというのは確実に大きな出費だ。
加えて、どこでもそうなのかもしれないけど、隆行さんの会社でも、独身寮は通勤圏内に実家がある人は入居対象外らしく。
つまり隆行さんは自分でマンションを借りて、家賃を払って住んでいる。
私は、義隆さんが指輪を作ろうなんて言うとは思わなかったから、素直に嬉しかった。
何より、隆行さんに嫌われている、とは思ってなかったけれど、私たちのことをそこまで気にかけてくれているとも思ってなかったから、率直に驚いた。
元はと言えば、恋人がいるなら、こそこそ外で会ってないで家に連れてくればいい、と、隆行さんが言い出したことではあるらしいのだけど。
それでも、結果的には私がこの家に来ることが、隆行さんの自立を促した…有り体に言ってしまえば実家から追い出したわけで。
これまで生活費を家に入れていたかとか、そんな立ち入った話も聞いたことないけれど、独り暮らしをするというのは確実に大きな出費だ。
加えて、どこでもそうなのかもしれないけど、隆行さんの会社でも、独身寮は通勤圏内に実家がある人は入居対象外らしく。
つまり隆行さんは自分でマンションを借りて、家賃を払って住んでいる。