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another storys
第22章 Promise【秘密の恋人】
「唐草模様…って俺たちは呼んでるけど。」
唐草模様…って泥棒の風呂敷の模様じゃないの?と思ったら、
「唐草模様と言う割に随分洒落てるな…」
義隆さんも同じコトを考えたらしかった…
「オリエンタルな感じで結構人気なんだよ。シンプルにサンド加工…表面をザラっとマットな感じにすると、石がよく目立つから、この辺もオススメ。」
「あまり派手でなければ私はいいよ。菜摘の好みにしたらいい。」
私は、隆行さんの見せてくれた唐草模様が気に入って、それがいいと言った。
義隆さんの方には、石が入らない分、一周ぐるっと同じ模様が入ることになる。
とても綺麗だし、派手というほどでもない。
何より、しっかりペア感がありながら、私の方の模様はパッと見には見えないから、会社でつけててもペアだと気付かれにくそう…ま、なんの接点もない一介の事務員と部長が恋人同士だなんて、思う人も少ないだろうけど、そういう秘密の共有はすごく嬉しかった。
唐草模様…って泥棒の風呂敷の模様じゃないの?と思ったら、
「唐草模様と言う割に随分洒落てるな…」
義隆さんも同じコトを考えたらしかった…
「オリエンタルな感じで結構人気なんだよ。シンプルにサンド加工…表面をザラっとマットな感じにすると、石がよく目立つから、この辺もオススメ。」
「あまり派手でなければ私はいいよ。菜摘の好みにしたらいい。」
私は、隆行さんの見せてくれた唐草模様が気に入って、それがいいと言った。
義隆さんの方には、石が入らない分、一周ぐるっと同じ模様が入ることになる。
とても綺麗だし、派手というほどでもない。
何より、しっかりペア感がありながら、私の方の模様はパッと見には見えないから、会社でつけててもペアだと気付かれにくそう…ま、なんの接点もない一介の事務員と部長が恋人同士だなんて、思う人も少ないだろうけど、そういう秘密の共有はすごく嬉しかった。