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another storys
第26章 シンデレラ ガール【同級生】
週末。

毎週ではないけど、月に1〜2回は玄くんのお家でお泊りデートをする。

私のマンションに玄くんが来ることもあるけど、玄くんを呼ぶとなると必死に掃除しないとだから、結構大変。と言ったら、玄くんが、ロボット掃除機を買ってやろうか、と言いだした。

「家空けてるうちに掃除できるから便利だよ?」

って。でもね。
アレって玄くん家みたいに、何にもないだだっ広いフローリングだからこそ効力を発揮するのよね。

うちみたいな狭い空間に、家具やらなんやら所狭しと置いてる部屋じゃ、床に置いたモノの段差で座礁して、ドックに戻れないままチカラ尽きてるって話も聞くし。
そう言ったら

「床にモノ置かなきゃ良い」

収納場所がない、と言えば、

「モノが多すぎるんじゃない?」

そんなことはわかってるのよ!


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