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another storys
第28章 それぞれのX'mas 【Cross roads 他】
「私も!ママには絶対こっちだと思う!」
満希も太鼓判を押して、桜子は俺の選んだ指輪をケースから出した。
「嵌めてくれる?」
指輪を俺の手にコロンと置き、結婚指輪を嵌めたままの左手をそっと差し出す。
「私、もう部屋に行くね!レイちゃんに電話しーよぅっと!」
「あんまり長電話すんなよ?」
「だーいじょーぶ!無料通話アプリで喋るから!」
そんなんあんのか…今日買ったばかりなのに俺より詳しいじゃないか…
気を利かせてくれたらしい満希を、2人で苦笑して見送り、改めて指輪を結婚指輪と重ねて嵌める。
結婚指輪もなだからな曲線を描いたデザインだったから、別々に買ったのに不思議な程しっくりとマッチした。
「素敵…ありがとう、誠治さん…私…何も用意してなくて…」
「いいよ。俺が勝手に買ったんだし。それに、ローストビーフもラザニアも美味かった。…そうだな、じゃあ、後は食後に君を貰おうか」
ニヤ、と笑って言ってみたら、
「あら。お風呂で念入りに支度しなくちゃ」
桜子が艶っぽく微笑んだ。
満希も太鼓判を押して、桜子は俺の選んだ指輪をケースから出した。
「嵌めてくれる?」
指輪を俺の手にコロンと置き、結婚指輪を嵌めたままの左手をそっと差し出す。
「私、もう部屋に行くね!レイちゃんに電話しーよぅっと!」
「あんまり長電話すんなよ?」
「だーいじょーぶ!無料通話アプリで喋るから!」
そんなんあんのか…今日買ったばかりなのに俺より詳しいじゃないか…
気を利かせてくれたらしい満希を、2人で苦笑して見送り、改めて指輪を結婚指輪と重ねて嵌める。
結婚指輪もなだからな曲線を描いたデザインだったから、別々に買ったのに不思議な程しっくりとマッチした。
「素敵…ありがとう、誠治さん…私…何も用意してなくて…」
「いいよ。俺が勝手に買ったんだし。それに、ローストビーフもラザニアも美味かった。…そうだな、じゃあ、後は食後に君を貰おうか」
ニヤ、と笑って言ってみたら、
「あら。お風呂で念入りに支度しなくちゃ」
桜子が艶っぽく微笑んだ。