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another storys
第29章 2人のX'mas【同級生】

ほう。
で?
「子供会かなんかで、ブーツに入ったお菓子貰ってさ。そしたらコイツ、靴なのになんで片っぽしかくれないんだ、ってくれた人に突っかかって。俺恥ずかしいから引きずって帰ったんだよね。で、お菓子は俺も欲しいから、入れ物だけならやるって、宥めたんだけど、両方右足じゃないかって納得しなくてさ。面倒臭いだろ⁉︎ 親もなんで片足しかないのかの納得いく説明が出来ないから放置して。コイツずーっと気持ち悪い、おかしい、ってひとり怒ってんの。」
「どうでもいいだろ、そんな昔の話!そんな話しに来た訳じゃないだろ、用が済んだらとっとと帰れよ‼︎」
玄くんが怒れば怒るほど、お兄さんはニヤニヤ笑ってて。申し訳ないけど私もちょっと笑ってしまった。
「ホラ、彼女もウケてんじゃん。知らないなりに何となく周りに合わせて流すとか、そういうの出来ないんだよな、昔から。自分がこうと思ったら納得いくまでテコでも動かんし。高校の時もいきなり金髪に染めてピアス開けて帰ってきてさ。グレたのかと思ったらウチじゃ授業の予習復習までキッチリやってんだぜ?おかしいだろ?」
で?
「子供会かなんかで、ブーツに入ったお菓子貰ってさ。そしたらコイツ、靴なのになんで片っぽしかくれないんだ、ってくれた人に突っかかって。俺恥ずかしいから引きずって帰ったんだよね。で、お菓子は俺も欲しいから、入れ物だけならやるって、宥めたんだけど、両方右足じゃないかって納得しなくてさ。面倒臭いだろ⁉︎ 親もなんで片足しかないのかの納得いく説明が出来ないから放置して。コイツずーっと気持ち悪い、おかしい、ってひとり怒ってんの。」
「どうでもいいだろ、そんな昔の話!そんな話しに来た訳じゃないだろ、用が済んだらとっとと帰れよ‼︎」
玄くんが怒れば怒るほど、お兄さんはニヤニヤ笑ってて。申し訳ないけど私もちょっと笑ってしまった。
「ホラ、彼女もウケてんじゃん。知らないなりに何となく周りに合わせて流すとか、そういうの出来ないんだよな、昔から。自分がこうと思ったら納得いくまでテコでも動かんし。高校の時もいきなり金髪に染めてピアス開けて帰ってきてさ。グレたのかと思ったらウチじゃ授業の予習復習までキッチリやってんだぜ?おかしいだろ?」

