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another storys
第29章 2人のX'mas【同級生】
「携帯切ってたのは確かだけど、何の用だよ。」

お兄さんはA4サイズのコピー用紙みたいなものをピラリと玄くんに渡す。

「これ。年末の予定。」

「ハァ⁉︎ そんなもんメールしてくりゃ済む話だろ!?」

「だってお前メール送ったって返信して来ないから読んだかどうかわからんし。打ち合わせ出来ないだろう。今年もちゃんと大晦日手伝いに来いよ。親父がこないだ肩痛めたから今年は俺とお前しかいないからな。」

「マジかよ…」

玄くんはふ~、と溜息を吐いて。

「年末の件はわかったからとっとと帰れよ。俺これからデートなの。見りゃ分かんだろ?ジャマすんな。」

「ミドリちゃんって言ったっけ。可愛いねぇ。こいつとのクリスマス、楽しめた?こいつクリスマス大嫌いなのに。」

え? クリスマスが嫌いってどういうこと?
ぱちぱちと瞬きをした私に、お兄さんは嬉しそうに笑った。

「ウチさ、寺だから。子供の頃とかクリスマスしたことなかったんだよね。幼稚園も仏教系だったし。だから、俺もこいつも、クリスマスってイベント知ったの、小学校入ってからなんだ。」
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