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another storys
第30章 思い出の味【社内恋愛のススメ・Cross roads】
【 林檎バター 】
12月初旬。ウチに帰って、晩飯を食べてると、インターホンのチャイムが鳴った。時間は夜20時半。
「何だ今頃。宅配か?遙なんか買ったの?」
遙がエントランスのオートロックを解錠しながら言った。
「あ、うぅん。帰ったら不在票が入ってたから再配達の電話してたんだ。」
「再配達?宅配BOXあんのに?」
「うん、樹さんのお母さんから。林檎みたいよ。食べ物だから持ち帰りましたってなってる。」
そこで、玄関のインターホンが鳴る。
俺は箸を置いてテーブルを立った。
「俺が出るよ。林檎の箱重いから。」
遙は今妊娠8ヶ月に入って、腹も大きくなってるし、段ボールなんて持てないだろう。
ハンコを持って玄関を開け、宅配業者から林檎の箱を受け取った。
そのままダイニングに運んで椅子の上に置く。
林檎か…懐かしいな。
実家から送られてくるなんて何年ぶりだろう。
12月初旬。ウチに帰って、晩飯を食べてると、インターホンのチャイムが鳴った。時間は夜20時半。
「何だ今頃。宅配か?遙なんか買ったの?」
遙がエントランスのオートロックを解錠しながら言った。
「あ、うぅん。帰ったら不在票が入ってたから再配達の電話してたんだ。」
「再配達?宅配BOXあんのに?」
「うん、樹さんのお母さんから。林檎みたいよ。食べ物だから持ち帰りましたってなってる。」
そこで、玄関のインターホンが鳴る。
俺は箸を置いてテーブルを立った。
「俺が出るよ。林檎の箱重いから。」
遙は今妊娠8ヶ月に入って、腹も大きくなってるし、段ボールなんて持てないだろう。
ハンコを持って玄関を開け、宅配業者から林檎の箱を受け取った。
そのままダイニングに運んで椅子の上に置く。
林檎か…懐かしいな。
実家から送られてくるなんて何年ぶりだろう。