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another storys
第4章 化猫奇譚【陽炎】
その日を境に悪童どもはすっかりなりを潜め、それどころか野良猫に行き会うだけで声をあげて逃げだす始末。

鷺の作成は大成功をおさめた。

八尋達一家は山中の家を引き払い、小石川の兵衛の家のすぐ近くに家を買い、そこで住みだした。

小石川は、街というほどでもないが、山でもない。そこそこに人はいる地域だから、様々な人がいて、逆に目立ちすぎることもなかった。

八尋も時々、萬屋の仕事を手伝う。一応働いている体もあるから、どうやって活計を得ているのかと怪しまれることもない。

市八は、すっかり元気になった猫に自由に会えるのが嬉しかった。

「おいちゃん、俺にもなんかできることがあったら手伝うよ!」

「坊主にはまだ早ぇや。ま、もちっと大人になったら、な?」

こうして、陽炎の仲間が揃い、また新たな道が拓けていくーーーー




ー了ー





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