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第6章 ゆりと美香と一平

「あぁぁぁ…」

ゆりは絶望の声を上げる。

「危険日に…
中出しされた…」

ゆりはショックで声も出ない。

涙だけが頬を伝った。

ゆりは竜に

中出しされたときとは

違った絶望を味わっていた。

竜のときは…

危険日ではなく…

安全日だった

しかし、それでも…

ショックは大きかった。

しかし、今は…

危険日に…

初めて抱かれた男に…

好きでもない男に…

無理やり犯されて…

中出しを許してしまった…


ゆりはぐったりとして

ひたすら…泣いた。

「気持ちよかった…」

一平が一言…

「おい！！こら！！
お前！！ゆりに…
中出ししたやろ？」

美香が激怒している。

「ゆりが妊娠したら…
あんた…
どないすんねん！！
責任取れるんやろな？」

美香が睨んだ。

一平は無言でいる。

龍も見ている。

側には…

中出しされた

ゆりが横たわっていた。

「竜さん…
有難うございました。」

一平は竜に一礼すると

着替えて部屋を出て行った。

「こら！！待て！！」

美香が叫ぶが聞こえていない。

美香は竜に

「あんた…
ゆりになんてこと…
ゆりが妊娠したら
どないすんねん！！」

竜は

「大丈夫ですよ。
妊娠は…
しません…」

「何故分るんや？」

ゆりが立ち上がって

「妊娠しないって…
どうしていえるの？」

とゆりも竜に聞いた。