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淳、光と闇
第35章 親子の絆

「それは…」

「旦那様…
淳は今猛烈に腹が立っております。
ですからこれから言う事が
旦那様の逆鱗に触れて
淳はここへの出入りを…
禁じられるやもしれませんが
それでも、それでも…
淳は言います。

旦那様…その娘さんは…
今でも…旦那様を、
いえ、親を恋しがって…
たまに泣いているのですよ?
旦那様は今までそれを知ってか
知らずか淳には図りかねますが…
今の今になって
ご自分がお捨てになった子を…
今更どの顔して…
親と申されますか?
旦那様、恥を知りなさい!!」

鬼の様な顔をして淳は省吾を

睨みつけた。

「許せ…許してくれ…」

がっくりと膝を突く省吾…

想像していた。

思っていた…

しかし、もしかして…?

省吾の中でそんな甘い気持ちがあったが。

それを淳は一括して…

自分を怒鳴って怒っている。

「淳ちゃんはわしを…
嫌いになったか?」

「旦那様…
淳は淳は嫌いとか好きとか
そんな感情は今持っておりません!」

「淳ちゃん、
わしは…わしは…
どうしたら??」

すがる想いで淳に聞く省吾。

「旦那様…
今からでも遅くはありませんよ。
その双子に…我が娘に…
きちんとお会いになって…

「私が父親だ。
今まで済まなかった。
許してくれ。」

そうおっしゃって下さい。
心をこめて謝罪するのです。

その双子は心の中では
親を求めています。
ですから心から謝罪してください。
それが今出来る最善の
方法と淳は考えます。」
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