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《愛撫の先に…》
第5章 《リラックスセラピー》
ハンドルを握る彼を見ていた菜々美。
『何か言いたい事がありそうな顔をしていますね』
『何故あたしの為?』
『どうかな…』
結城は陽子が男達に囲まれていた為に、
レイプされそうになっていると勘違いした事は黙ってた。
傷心の菜々美にそんな無神経な事が言えるはずはない…――という思いから。
『君の親友を間近で見てみたかっただけ、
たしか一度見かけた事が。メールのとうりサバサバした性格で君にピッタリだ』
『あたしにピッタリ?』
『君は危なっかしいから陽子さんくらいの友達がちょうどいい』
『あたしが危なっかしい?』
『自覚ないんですか?
君が疲れたらオムライスくらい作ってあげますよ』
『う…』
菜々美はレイプした男達の再会の動揺から、
結城の会話により自分自身への気持ちへと変わっていくようで。
『今夜も俺の隣で眠るといい』
俺の隣で――結城さん…
言葉にされると恥ずかしい…
だがやはり菜々美は結城の隣で目を閉じて安らぎを求めるかのように、
結城の腕に手をあてていた。
***
2日後。
2008、結城のベッドで。
『今夜でスイートタイムの滞在期間も終わりますよ、俺の腕でやっと眠れるくらいになったのに』
『ありがとうございました』
俺の腕――
あからさまに言われると照れがくる菜々美、
明日から1人で不安でもあって。
『結城さんそんな不安そうな顔をしないで下さい』
『今の君を見てると俺まで不安になりますよ…
乱暴された夢を見ないように俺からのおまじないです』
『おまじない?』
菜々美は結城に背中を引き寄せられ顔がゆっくりと近づけられ唇が重ねられた―――
結城さん?
何で?
これも予言?
唇の感触を確かめるような優しさ溢れるキスだが、
不意打ちの為に戸惑う菜々美。
『な…ん…で?』
『彼らの夢を見てうなされた時には俺のキスを思い出してほしいから――』
結城はまた唇をつけ今度はゆっくりと味わうように角度を変えた――
結城さん…
『何か言いたい事がありそうな顔をしていますね』
『何故あたしの為?』
『どうかな…』
結城は陽子が男達に囲まれていた為に、
レイプされそうになっていると勘違いした事は黙ってた。
傷心の菜々美にそんな無神経な事が言えるはずはない…――という思いから。
『君の親友を間近で見てみたかっただけ、
たしか一度見かけた事が。メールのとうりサバサバした性格で君にピッタリだ』
『あたしにピッタリ?』
『君は危なっかしいから陽子さんくらいの友達がちょうどいい』
『あたしが危なっかしい?』
『自覚ないんですか?
君が疲れたらオムライスくらい作ってあげますよ』
『う…』
菜々美はレイプした男達の再会の動揺から、
結城の会話により自分自身への気持ちへと変わっていくようで。
『今夜も俺の隣で眠るといい』
俺の隣で――結城さん…
言葉にされると恥ずかしい…
だがやはり菜々美は結城の隣で目を閉じて安らぎを求めるかのように、
結城の腕に手をあてていた。
***
2日後。
2008、結城のベッドで。
『今夜でスイートタイムの滞在期間も終わりますよ、俺の腕でやっと眠れるくらいになったのに』
『ありがとうございました』
俺の腕――
あからさまに言われると照れがくる菜々美、
明日から1人で不安でもあって。
『結城さんそんな不安そうな顔をしないで下さい』
『今の君を見てると俺まで不安になりますよ…
乱暴された夢を見ないように俺からのおまじないです』
『おまじない?』
菜々美は結城に背中を引き寄せられ顔がゆっくりと近づけられ唇が重ねられた―――
結城さん?
何で?
これも予言?
唇の感触を確かめるような優しさ溢れるキスだが、
不意打ちの為に戸惑う菜々美。
『な…ん…で?』
『彼らの夢を見てうなされた時には俺のキスを思い出してほしいから――』
結城はまた唇をつけ今度はゆっくりと味わうように角度を変えた――
結城さん…