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《愛撫の先に…》
第7章 《感情のおもむくままに…》
押された乳首がツンと戻るやいなや、
彼の指先で弄ぶように上下に弾かれる。
クリクリクリクリ‥
指先でそんな表現が合う程に最初はゆっくりと。

『あっ、あっ、あっ、あっ…ダメ…』

『乳首刺激する回数だけ君は声をあげている…こんな風に』

『あぅっ…』
菜々美は体を震わせ太ももを合わせたのは、
乳首を両方の指先で摘まれたからである。

『立っていられない…結城さんあたし…』

『答えたら抱いて移動してあげますよ』

高瀬さんに強要されたオナニーも濡れなかった。
陽子からお願いされたバニーの夜も少しだけ濡れたけど同性同士だもん。

結城さんを想ってのオナニーは会社の昼休みに内緒で…――。

『あぅ…結城さん』
『君が言わないから刺激を与えているんです』
刺激、乳首への。

あぁん…濡れ過ぎてショーツが冷たくて脱いでしまいたい…
でもこれじゃあたし裸同然だわ…
黒のストッキングさえいつの間にか下げられてしまってる!?

『ショーツがきもち悪いのなら脱がせてあげます、
オナニーは?』
『1回だけ…』

『何処で?』
『会社っ…あぁん…』

『フッ――
勤務中トイレで大胆ですね』

答えたにも関わらず結城に乳房を強めに揉まれ始めた。

『会社=高瀬ですかっ』

口調が変わった?
妬いてるの?
まさか?

『高瀬を想いオナニーデビューは会社のトイレですか』

『違っ…もう少し乳房を優しく揉んで下さい、
結城さんに会えなくて寂しいからオナニーを』

信じて!
結城さん……

『フッ――
かわいいね、
制服を脱がせながらのセックスの後ですか?』

『わかってるなら…聞かないで…』

ニットを取られ腕は自由になったのも一瞬。

菜々美は抱き上げられソファーに座る結城にお姫さま抱っこをされたまま。

『座りながらの愛撫といこうか――』
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