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《愛撫の先に…》
第7章 《感情のおもむくままに…》

……
お互いがお互いを洗った後2人で向き合ってシャワーを浴びていた。

『菜々美さん?
2回目を始めようと?』

結城がそんな事を言ったのは菜々美が彼のぺニスに触れて撫でたからだ。

『違っ、
あたし上手く出来なくて歯をたてちゃって…痛くなかったかな?って』
『あはははは、
君は………
君は優しい女だね』
『結城さんあたし気にして…』
『わかっている』

『ひゃっ――』
菜々美が息をのんで目を丸くしたのは、
手にしていたシャワーをフックにかけた結城に抱きしめられたからだ。

彼女の敏感になった胸が彼の胸板の下辺りに触れる。
『はぅぅ…』

喘ぎ声が出てしまう彼女は恥ずかしそうにうつ向き、そんな彼女のあごを持ち上向かせる結城。
『他の女からそんな気づかいを見る事はなかった。
堪らないよ――君は…』
『結城さん…』

唇が重なった…―――

これは契約の延長?
それともレッスンの続き?――聞くのが怖い…
「そうだ」と言われたらキスの味も感触も半分になってしまいそうだから…

カレカノみたいに戯れるキスだと勝手に思いたいから黙ってる…
「キスの意味は?」なんて聞いちゃいけない…


髪を乾かし菜々美はスエットの上下で、
結城は替えもない為にスラックスにワイシャツという感じでリビングにいた。

散らかった菜々美の衣服と結城の上着が行為を物語る。
使用済の破られたあの袋と欲望の証を拭き取ったティッシュがごみ箱にあり、
この部屋での事は夢ではないと菜々美は嬉しくなる。
台所。
『菜々美さん何を?』
『オムライスくらいなら食材あるし』
『ふふっ…
君は本当にオムライスが好きなんだね』

笑う結城さんが好き…
助けてくれるあの仕方ないなっていう怒った顔も好き…
エッチするエロい結城さんも好き…

あたしはこんな結城さんを独り占めしたくてたまらない…――

『帰っちゃうの?』
『菜々美さん…』
スプーンを空になった皿に置きナプキンで口を拭いた結城に菜々美が言った。

『帰っちゃうの?』
『明日も仕事だから』
『ん――…』

ドアに手をかけた結城は振り向いた。
『ごちそうさま』

『結城さん予言は止めるの?何で急に…』
『最近寝る事の意味がわからなくなったから、
それでは理由になりませんか?』

結城さん…
知りたいのあたし、
その意味を…――
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