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《愛撫の先に…》
第8章 《レッスン―――…》
迎えはいいと言ってはみたものの20時を過ぎた会社は静まりかえり菜々美は私服に着替え退社する。

路肩に見えるのはシルバーの車!?
結城さん迎えに来てくれたの?

『結城さんっ』
菜々美はパンプスの音を響かせながら走った。

『走ると転びますよ』
苦笑しながら見据える結城の目は優しい。

路肩からスムーズに車の流れに沿うように上手いハンドルさばきの結城。
『制服じゃないんですね』
『今日はレッスンは無理だと』
『予言をやめたからいつでも出来ますか』
結城は予言とレッスンの時間のやりくりをしていた為か、
予言のない夜に慣れずにいたからの口調だ。
『ご飯まだですね?』

そんな中で2台後ろにいた車は高瀬になり、
前の車はタクシーでお客を乗せた為にバッチリと菜々美が結城の車に乗るシーンを見ていたのだ。
『彼氏?』


……
スイートタイム。
鍵を手に赤い顔の菜々美は結城と2007に向かうエレベーターの中。

『残業で疲れましたか?』
『平気です、
ただあの人達あたしがノーブラでリボンをもらいにいった時の…』
『赤い顔はそういう事?
当ホテルの従業員はお客様のプライベートを喋る教育はしていないから』
『ん…』

お客様…
レッスンしていてもお客様…
あたしあなたの近くにいたい!

『菜々美?
今夜はレッスンなしでゆっくり寝よう』
『レッスンなし?』
『抱きしめて眠りますよ』
今の言葉下半身にきちゃう…
あたしって結城さんの虜?


……
向かいあいベッドに入って1時間パジャマ姿の菜々美を抱きしめる結城。
『眠った?菜々美…
あい変わらず君にキスしても何も見えてこないけど』
寝息をたてる開いた唇に、結城はそっと唇を合わせてく。
“君はまだ高瀬を好き?
処女を奪った俺は君の恋を気にし過ぎたせいか深入りし過ぎたようです”

『菜々美…』
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