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《愛撫の先に…》
第8章 《レッスン―――…》

……
………
マンションに2人はいた。
『結城さん…
あたし自分で洗えるわ』
『黙って』
フローラルの香りのボディーソープの泡だらけのスポンジを押しあてられて、
菜々美は喘いだ。

『あぁん…結城さん…胸の谷間ばかり狙わないで…あたし』

『濡れちゃう?でしょう』
菜々美は赤くなった。


『結城さんあなたが好きです…―――
嫌いだと言ってごめんね?』

『助けてあげたのにあの時は傷つきましたよ。
俺も君が気になって仕方ない、
黙って合コンなんかには行かせない』

『行くつもりなんかなかったの、
陽子に怒られて会社に居れば安心だと残っていたら拉致られて…』

『君は本当に…
危なくて俺という名の籠に守られていなさい』

『籠に?』
『スイートタイムに…
菜々美愛してる…』

お互いを洗い一緒にシャワーを浴びる。


リビングに移動した結城は菜々美を見て問いかける。
『レッスンじゃなく愛の営みをするというのに何故服を?』

『お気に入りのワンピースだけど結城さんに破かれながら愛されたい』

『菜々美…苦笑しかない…』
髪をかきあげる結城は軽く照れていた。

『あの人達の痕跡を消してほしいの!
切られた服の記憶を結城さんに塗り替えたいの!』

『菜々美…』
結城は菜々美の手からハサミを受け取った。


ベッドにて。
優しく押さえつけながら結城はキスをしては衣服にハサミを入れた。

ピリリ‥
ワンピースが中心から切られ途中から結城の手で破られて。

『菜々美…
乳輪と乳首が色濃くなって確実に俺の愛撫を感じてる』

乳首への優しい指先だけで菜々美は濡れていた。
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