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《愛撫の先に…》
第4章 《波紋…》
***
あれから2日後の午前中、タクシーで先方へと向かう高瀬と菜々美がいた。
『課長から企画部の江崎さんとプレゼンしてこいって言われたけど、
何で名指しがわからねぇ』
『そうですね』
そう言った菜々美は課長からの通達に、
嬉しさで陽子に抱きついたくらいだ。
何で急に?なんて野暮な事の質問は抜きにしたい。
だが課長は口にしなかったが、この名指し依頼は結城によるものになる。
営業と企画のプレゼンテーションで、
ある商品を友人に検討してもらいたいという事だ。
『商品の知識は入ってる?』
『はい』
知識!
高瀬さんとの外出ってだけで舞い上がっちゃダメ!
気を引き締めなきゃ!
先方へ出向いたプレゼンは高瀬の営業トークがモノを言うくらいに、
相手中谷からの反応は良いみたいだ。
『ではここにサインをお願いします』
営業トークに営業スマイルの高瀬を見て胸がときめく彼女。
『お昼時か…高瀬くんに江崎さん近くに馴染みの店があるんだが』
先ほどサインをした年配の男性中谷が言う。
『ご一緒させていただきます、江崎さんも』
高瀬は彼に向けお辞儀をした。
…
……
………
馴染みの店とはいえ高そうな料亭で、
中谷は秘書の女性も同行し4人での昼食となる。
『大丈夫ですか?立てますか?』
座敷だった為に高瀬が秘書女性に手を差しのべた。
嫉妬しちゃだめ!
仕事仕事なのよ?
『アサヒコーポレーションで払わせていただきます』
『高瀬くんっ、それは』
『美味しい料理をありがとうございました』
高瀬は中谷の手から伝票をとり精算していた。
いつもの高瀬さんと違うみたい…
これが営業なのかしら…
だが高瀬が渡した名刺の裏には秘書だけに、
彼のメアドがしっかりと書かれている事を菜々美は知らない。
あれから2日後の午前中、タクシーで先方へと向かう高瀬と菜々美がいた。
『課長から企画部の江崎さんとプレゼンしてこいって言われたけど、
何で名指しがわからねぇ』
『そうですね』
そう言った菜々美は課長からの通達に、
嬉しさで陽子に抱きついたくらいだ。
何で急に?なんて野暮な事の質問は抜きにしたい。
だが課長は口にしなかったが、この名指し依頼は結城によるものになる。
営業と企画のプレゼンテーションで、
ある商品を友人に検討してもらいたいという事だ。
『商品の知識は入ってる?』
『はい』
知識!
高瀬さんとの外出ってだけで舞い上がっちゃダメ!
気を引き締めなきゃ!
先方へ出向いたプレゼンは高瀬の営業トークがモノを言うくらいに、
相手中谷からの反応は良いみたいだ。
『ではここにサインをお願いします』
営業トークに営業スマイルの高瀬を見て胸がときめく彼女。
『お昼時か…高瀬くんに江崎さん近くに馴染みの店があるんだが』
先ほどサインをした年配の男性中谷が言う。
『ご一緒させていただきます、江崎さんも』
高瀬は彼に向けお辞儀をした。
…
……
………
馴染みの店とはいえ高そうな料亭で、
中谷は秘書の女性も同行し4人での昼食となる。
『大丈夫ですか?立てますか?』
座敷だった為に高瀬が秘書女性に手を差しのべた。
嫉妬しちゃだめ!
仕事仕事なのよ?
『アサヒコーポレーションで払わせていただきます』
『高瀬くんっ、それは』
『美味しい料理をありがとうございました』
高瀬は中谷の手から伝票をとり精算していた。
いつもの高瀬さんと違うみたい…
これが営業なのかしら…
だが高瀬が渡した名刺の裏には秘書だけに、
彼のメアドがしっかりと書かれている事を菜々美は知らない。