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《愛撫の先に…》
第4章 《波紋…》
その日やはり陽子にご飯に誘われた。
『高瀬との仕事どうだった?』
『営業部と接点ないから初めて見る彼の一面、
真面目で信頼されてるっていう評判は当たってたっていうか』
『嬉しそうね、
好きな彼と一緒の仕事って浮わついちゃう』
『デートじゃないんだからって何度も何度も…』
『はいはい、今日のご飯は菜々美持ちね』
『わかってる』
親友同士の気さくなご飯はお喋りに終わりはない。

***

別の日、その後。
料亭でお昼を一緒した中谷の秘書から呼び出しがあり高瀬と出向いた菜々美。

秘書からの預かり物を持ちビルから出た時、
高瀬の携帯が鳴った。
『今日はそっちには行けないって言ったじゃん。
もたついて商談が流れそう?なんで上手くやんねぇんだよ』
ビルから離れながら喋る高瀬に菜々美は声をかけた。
『何?今話してる』
『これを持って帰るだけで後は別々の仕事でしょ。
だから行ってあげて』
『そう?だったらそうさせてもらうよ』

高瀬は電話の相手に話し始めた。
『連れがいいって言うから何とか話を繋いで、
俺が行くまで待ってろ』
呼んでいたタクシーが停まり高瀬は乗り込み去っていった。

『あたしもあんな風に助けてもらいたいな…だけど迷惑かけるのは嫌かも』
菜々美は仕事の顔の高瀬ににやついていた。

結局タクシーを呼び会社で降り、
鳴る携帯に慌てて出る。
『高瀬さん大丈夫、今会社に着いたから』

高瀬さんが心配して?

舞い上がりそうな気持ちを我慢して会社に入る。
エレベーターを待ちながら先ほど預かった物を確認し…ようとしていた。

ない!
秘書から受け取った物がないのだ。
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